日記

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2024年11月17日

還暦を越えし頃より、何事をなすにも「今これを始めて、果たしてどれほど続けられるか…」と、ついつい物事を消極的に考えるようになり申した。しばしの間は、本の整理や、長年積もった道具類・がらくたの片付けに明け暮れ、日々の暮らしも「後始末」が中心と...
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2024年11月16日

先の月より、「ブラウン神父」と申す異国の連続物語を観始め申した。英吉利(イギリス)のBBCなるところがこしらえたる品にて、拙者はこれを「プライムビデオ」とやらで拝見しておる。今は、すでに第八のシリーズの途中まで至り申した。もしこれ、御上の役...
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2024年11月15日

この頃、スマホの記録によれば、どうやら拙者、毎日一時間ばかり「エックス」なる場を眺めておるらしき。思うより多くの時を費やしておったと、少々驚いた次第。拙者は、著名なる人物を数十人、さほど名は知られずとも、各々の分野にて鋭き眼差しをもつ者たち...
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2024年11月14日

このたび、「漱石の長襦袢」なる書を拝読仕った。筆の主は半藤末利子殿、文春文庫より出されしものにて候。さて、この御方は、文豪夏目漱石翁の孫娘にあたらるる方にて、漱石翁の長女・筆子女史の第四女とのこと。されば漱石翁の直系の血をひかれし御方なり。...
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2024年11月13日

近ごろ、同年輩の知己が「どうも記憶が怪しくなってきた」と、ぽつり呟かれた。拙者もまた、「いや、拙者も同じにござる」と応じた。なに、嘘ではありませぬ。実のところ、近年とみに気にかかることにございます。たとえば「これは後ほど調べてみるか」と思っ...
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2024年11月12日

近ごろ「菅原道真――学者政治家の栄光と没落」(滝川幸司 著・中公新書)なる書を拝読いたした。これまで道真公といえば、学問の神にして、政争に敗れて太宰府に流された人物――おおよそそのような印象を持っておった。されどこの書を通して、道真公の実像...
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2024年11月11日

「日本の国宝、最初はこんな色だった」(小林泰三 著・光文社新書)なる書を読了いたした。まことに目を開かれる思いにて、感銘深くページを繰り進め申した。わしが長らく抱いておった仏像の印象と申せば、いかにも時を経た、落ち着いた佇まい。色味も淡くく...
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2024年11月10日

近ごろ「古代日本の官僚――天皇に仕えた怠惰な面々」(虎尾達哉 著・中公新書)なる書を拝読いたした。律令制度なるものの実態に迫る一冊にて、実に含蓄深きものであった。律令制度とは、天皇を頂点となし、貴族たちが法にもとづき政を司る体制にて、上は政...
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2024年11月9日

拙者、幸いなることに、湯の湧き出でる土地に住まうており申す。此方では、湯屋の値も三百文ほどと安うござり、週に一度は湯に浸かるが、長年の習い性となっておる次第にて候。湯に浸かれば疲れも取れ、身心ともに軽うなる。疲れたときこそ、湯に限る――斯様...