日記

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2024年11月28日の日記 フロスト警部

書棚より、かつて読んだ「フロスト警部」を取り出した。作者はR・D・ウィングフィールド、訳は芹澤恵殿、出版元は東京創元社である。この物語、イギリスの警察を舞台とし、主人公のフロスト警部は、まことに型破り。いや、型など最初から持ち合わせておらぬ...
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2024年11月27日の日記 来訪者

「ピンポン」と鳴るも、いまや「朋あり遠方より来る」などという風雅なことは、まずない。近隣の顔見知りならいざ知らず、大方は商いか、あるいは宗教に関わるものである。このような折、私は一言「買う気はない」と言えば、大抵は立ち去る。ここ数年で言えば...
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2024年11月26日の日記 現代語訳 福翁自伝

『現代語訳 福翁自伝』を読た。齋藤孝殿による編訳、ちくま新書の一冊である。若き折、ある御仁の家にて本棚を眺めておったところ、福澤諭吉の全集なるものが整然と並んでおるのを見て、「これほど大量の文を、ひとりの人間が生涯に書き上げたとは…」と、た...
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2024年11月25日の日記 高血圧

高血圧と言われしは、私が四十の頃であった。年に一度の健診の結果に、「高血圧 要治療」とあり、さすがに見過ごすわけにもいかず、近所の内科へ足を運びた。看護師殿にて血圧を測り、その後、医師の申すには「ああ、高いですね」「薬、出しておきますから」...
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2024年11月24日の日記 パン

私の朝餉は、もっぱらパンであった。家族らは「米でなければ力が出ぬ」と申して、頑として飯を所望いたすゆえ、私ひとり、異なる膳を取っておりまする。パン食というもの、何より手間がかからぬがよき。まずは牛乳をコップに淹れ、食パン一枚をトースターにて...
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2024年11月23日の日記 運転免許返納

運転が危のうなってきたという自覚は、さほど持ってはおらなんだ。されど、身近に年老いてなお車を操る者の危うき様子を目にし、「ああはなりたくない」と強く思ったことが、私にとっての出発点であった。七十の歳を迎えた折、まもなく免許を返上するつもりで...
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2024年11月22日の日記

今日は良い天気に誘われて散歩がはかどった。11月は花粉症もなく、雪も降らず、少々寒いが着込めばなんということもない。実に良い月だと思う。
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2024年11月21日の日記 火野正平殿

火野正平殿、逝かれた。――このニュースには、私、まことに驚き、しばし呆然とした。まさか、まさかであった。なんとも残念なことである。私が正平殿を好ましく思うようになったのは、「こころ旅」と申す自転車旅の番組が始まってからのことであった。あの風...
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2024年11月20日の日記 年賀状

私、七十の年を迎えし折、年賀状をやめた。世に言う「年賀状じまい」なる風習もあるようだが、殊更に「これにて終い」と記したものを認めることもせず、ただ静かに筆を擱き、ぷつりと断ち切ったのである。もっとも、秋も深まる頃より、人と顔を合わせる機会が...
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2024年11月19日の日記 読書

現役にて働いておった頃の読書と言えば、ほとんどが職務に関わるものばかりであった。業務に資する資料、解説書などを、必要に迫られて読んでおったものである。そのかたわら、出張の折の車中などでは、浅田次郎殿、内田康夫殿、百田尚樹殿といった方々の小説...