日記

2024年12月16日

『お経の話』なる書を拝読仕り候。渡辺照宏殿の著にて、岩波新書のものに御座る。拙者これを手に入れしは四十余年前のこと、いかなる思いにて、かかる堅き仏教入門の書を求めしや、もはや覚えおらず候。拙者、折々に書を処分致すことありといえども、この一冊...
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2024年12月15日

近年は膝の具合、なかなかに良き次第にて、まこと嬉しく存じ候。拙者、五十の頃に一度、膝の痛みに悩まされしことあり、その後も折々痛み走ることござりし。あれは冬の寒き朝のことで御座った。飼いおる犬が散歩に連れ出せと吠え騒ぎ申すゆえ、寝覚めも浅きま...
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2024年12月14日

かの「洗濯指数」なるもの、初めて目にした折には、冗談にて申しておるかと訝しゅう存じ候。されど長く続けておるところをみるに、案外真面目に拵えたものに相違なき様子。しかしながら、天晴れにてあれば衣類の乾きやすきは道理、曇天にては乾き悪く、雨天に...
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2024年12月13日

本日は、拙者が借り受けておる「レンタルサーバー」の更新料を納め申さんとて、近所のコンビニなる店に赴き候。店内に据え付けられた「ファミポート」と呼ばるる機械の前に立ち、あらかじめ書き付けて参った控えの数字を見ながら操作いたし候。例ならば何の滞...
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2024年12月12日

小原庄助殿は、なにゆえ身上を潰したかと申せば、朝寝、朝酒、朝湯を殊のほか好み、その果てに家産を傾け申したとな。拙者も若き折――と申しても四十のころにて候えども――休日にはゆるりと構えたく思い、小原庄助殿に倣うて朝酒を試み申した。さぞ快く、心...
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2024年12月11日

拙者が、フェイスブックを始めし折のことにござる。いざ最初の文をしたためようと致したれども、さて何を書けばよいものやら、思案に暮れ申した。結局は、どこぞへ出向いた折の絵姿や、外にて飯を喰うた折の絵姿などを載せ、まことに茶を濁すような真似にて始...
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2024年12月10日

久方ぶりに相見えし同輩の知人より、このたびは心の臓を患い通院致しておるとの由、承り候。道の傍にて息苦しくなり、座り込み申した折より、さすがに病院へ参ったと申す。前々より背中に痛み覚え、「もしや心の臓か」との疑いありながら、つい先延ばし致して...
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2024年12月9日

空のご機嫌麗しくなると、自然と「いざ遠乗りいたしたき」との思い、胸の内に湧き起こるものなり。とは申せ、出向く先は大概、県の内に限られ申す。朝餉をとりてより出立し、暮れの刻には戻る道理。立ち寄る所と申せば、古き御建築や、歴史・民俗の資料館、道...
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2024年12月8日 大人の休日倶楽部パス

今年より「大人の休日倶楽部」なるものに入会仕り候。年格好にては、はや幾年前より入ること叶うたれども、「遠く江戸のあたりへ参ることなど、年に一度あるかないか。そのうえ年会費を払うほどの甲斐はあるまい」と、ついぞ縁遠くしておった次第。加えて「び...
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2024年12月7日

「近ごろ寒さ厳しき折、寝床において足元冷ゆるなり」との話の中にて、「いっそ足袋を履いて寝入りなされ」と申す者がおり、拙者、少なからず面食らい申した。もとより、寝るときに足袋など履くはよろしくないと、親より言い聞かされしがゆえ、それを頑なに守...