読書

日記

2024年12月16日の日記 お経の話

『お経の話』なる書を拝読仕りた。渡辺照宏殿の著にて、岩波新書のものに御座る。私これを手に入れしは四十余年前のこと、いかなる思いにて、かかる堅き仏教入門の書を求めしや、もはや覚えおらずた。私、折々に書を処分致すことありといえども、この一冊は常...
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2024年12月4日の日記 吾妻鏡 ― 鎌倉幕府『正史』の虚実

このたび「吾妻鏡 ― 鎌倉幕府『正史』の虚実」と申す書を拝読仕りた。藪本勝治殿の著にて、中公新書より世に出されしものである。源頼朝公の挙兵にはじまり、平家追討、奥州合戦、さらには比企氏の乱、和田合戦、実朝公暗殺、承久の乱、宝治合戦に至るまで...
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2024年12月2日の日記 史実を歩く

このたび、「史実を歩く」という書を拝読仕りた。吉村昭先生の筆になるもので、文春新書より平成十年の刊行であった。世に小説を書かんとする者、まずは資料に当たり、土地を踏み、人の話を聞くということは、いわば当然の務めにござろう。されど、この吉村先...
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2024年12月1日の日記 かたき討ち ― 復讐の作法

このたび、「かたき討ち ― 復讐の作法」と申す書を拝読仕った。氏家幹人殿の筆によるもので、中公新書より出ている。敵討ちにまつわる様々な実例、ならびに当時の見聞者による所見など、誠に興味深き内容であった。ひと口に「かたき討ち」と申しても、実に...
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2024年11月28日の日記 フロスト警部

書棚より、かつて読みし「フロスト警部」を取り出し、また手に取った。作者はR・D・ウィングフィールド、訳は芹澤恵殿、東京創元社の名作である。この物語、イギリスの警察を舞台とし、主人公のフロスト警部は、まことに型破り。いや、型など最初から持ち合...
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2024年11月26日の日記 現代語訳 福翁自伝

『現代語訳 福翁自伝』を読た。齋藤孝殿による編訳、ちくま新書の一冊である。若き折、ある御仁の家にて本棚を眺めておったところ、福澤諭吉の全集なるものが整然と並んでおるのを見て、「これほど大量の文を、ひとりの人間が生涯に書き上げたとは…」と、た...
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2024年11月18日の日記 吾輩は天皇なり―熊沢天皇事件

「吾輩は天皇なり―熊沢天皇事件」と題する書を読みた。著者は藤巻一保殿、学研新書より出されし一冊であった。天皇を名乗った人物がいた――そのことは、この書を手に取る以前より、なんとなく承知しておった。巻末の参考文献を眺むれば、私が若かりし頃の週...
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2024年11月16日の日記 ブラウン神父

先の月より、「ブラウン神父」と申す連続ドラマを観始めた。イギリスのBBCなるところがこしらえたる品にて、私はこれをアマゾンプライムビデオで拝見している。今は、すでに第八のシリーズの途中まで至りた。もしこれ、お上の役人――つまりは八丁堀同心な...
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2024年11月15日の日記 エックス

この頃、スマホの記録によれば、どうやら私、毎日一時間ばかり「エックス」なる場を眺めているらしき。私は、著名なる人物を数十人、さほど名は知られずとも、各々の分野にて見識をもつ者たちをまた数十人、さらに、恐らくはこの地元の方々と思しき者どもを数...
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2024年11月14日の日記 漱石の長襦袢

このたび、「漱石の長襦袢」なる書を拝読仕った。筆の主は半藤末利子殿、文春文庫より出されしものであった。さて、この御方は、文豪夏目漱石翁の孫娘にあたらるる方にて、漱石翁の長女・筆子女史の第四女とのこと。されば漱石翁の直系の血をひかれし御方なり...