Windows11にする容量がなくキーボードも一部ヘタっていたので回収業者に出そうと思っていたパソコンがあります。もう一度Pythonを勉強しようと思ったときに、このパソコンにLinuxを入れてみようと思いたちました。作業手順をメモしておきます。
用意するもの
すでにWindowsを完全に消去してあるので立ち上げることができません。ネットで調べたら、このようなパソコンにLinuxを入れるには、USBメモリを使うようです。
□ Linuxを入れるパソコン
□ 別のパソコン
□ 8GB以上のUSB
手順の概略
①別のパソコンにLinux(Ubuntu)をダウンロードする
↓
②ダウンロードされたLinuxのISOイメージファイルをUSBメモリに書き込む
↓
③パソコンにUSBメモリを接続して電源を入るとUbuntuのインストールが始まる
ここまでのところで、②の部分がわかりませんが進めていきます。
別のパソコンにLinuxをダウンロードする
Ubuntu公式サイトにアクセスしてダウンロードします。Linuxといってもいろいろありますが、初心者や一般ユーザーには「Ubuntu」や「Linux Mint」がよいようです。なんとなく「Ubuntu」にしました。
下がUbuntu のダウンロードサイトです。
「Ubuntu Desktop 24.04.2 LTS」をダウンロードします。LTSはlong-term support(長期サポート)の略称です。
20分ほどで「ubuntu-24.04.2-desktop-amd64.iso」がダウンロードされました。
ソフトを使ってUSBメモリに書き込む
今ダウンロードされた場所は実際にはインストールするつもりがないパソコンなので、ここからLinuxをインストールするパソコンに移す必要があります。その準備として、ダウンロードされたISOファイルをUSBで起動可能な形式に変換にします。
Chrome拡張機能の「Chromebookリカバリユーティリティ」を使います。この拡張機能は、本来は Chromebook の再インストール用 USB メモリを作るツールですが、これを使えばISOファイルから起動可能な USB メモリを作ることができるようです。
ChromebookリカバリユーティリティをChromeに追加→拡張機能を追加
右上の拡張機能アイコンをクリック→Chromebookリカバリユーティリティをクリックします。
Chromebookの識別という入力画面では、その画面に表示されているモデル番号をクリックします。
右上の歯車メニューから「ローカル イメージを使用」を選ぶ
↓
ダウンロードしたISOイメージファイルを選択して「開く」をクリック
↓
USBメモリーをPCに接続する→続行→今すぐ作成
少し待つとリカバリメディアの作成が完了しました。
Linuxを入れるパソコンにインストールする
東芝のダイナブックの場合、BIOSを起動するには、電源を入れた状態で「F2」キーや「Esc」キーを押します。パソコン起動時に読み込むドライブの優先順位をUSBメモリにします。
USBをUbuntuを入れたいパソコンにセットします。
USBを認識していないようであれば、USBを差した状態のまま電源ボタンでシャットダウンし、再度電源を入れます。
「Try or Install Ubuntu」(Ubuntuを試す、またはインストールする)を選択して、キーボードの「Enter」キーを押します。
インストールが開始されます。
インストール中にいくつか入力が必要です。インターネット接続は後でにしました。その他はディフォルトで続けていけばよいと思います。使用する言語を日本語にするのは必須です。ディスクを削除してインストールすると選択します。ログイン情報を入れなければいけないので、ユーザー名、パスワードは事前に用意しておいたほうがよいでしょう。
すべての入力が終わると「システムをインストールしています」という画面がでます。ちょっと長く待ちます。
インストールが終わると完了メッセージが出ます。今すぐ再起動をクリックします。
remove何とかpress enterと表示されたら、USBメモリを抜いてenterキーを押します。
ログイン画面がでます。これでLinux ubuntuを使うことができます。
追加の作業
UbuntuではIMEとして「 Mozc 」入っているはずですが、私のインストールでは入っていませんでした(日本語が使えない=右上に「A」が表示されない)。調べたところ、そうときは追加すればよいということなので、「設定」の「システム」にある「地域と言語」から「Manage Installed Languages」を起動して、日本語を選択して再起動したところ「A」が表示されて日本語が使えるようになっていました。