今週は、気温が二十五度を超える日もあるとのことで――そろそろ頃合いかと、エアコンの室外機の覆いを外し、軽く試しに動かしてみた。
思えばこの冬は、例年にない大雪に見舞われ、かの室外機なる物体が雪の下に埋もれ、私、自ら二度までも掘り出す羽目になったものである。いやはや、老骨にはこたえたが、今となってはそれもまた一興の思い出であった。
さて、狭き庭ではあるが、ツツジの花が見事に咲き揃い、まことに華やか。また、ブルーベリーなる西洋の果(このみ)の花も、ちらほらとほころび始め、初夏の気配を運んでおりまする。今日は、京ぶき――これまた香り高き春の恵み――を摘み取りましてな、今宵の膳が楽しみである。
久方ぶりに、空も晴れわたり、まことに清々しき一日であった。
