2025年5月14日 水曜日

日記

日毎に陽気も緩み、春めいてまいりましたが、朝晩の冷え込みはなかなかどうして、未だ肌を刺すごとき寒さが残っておりましてな。

されど本日――ついに一日を通して、火鉢も焚かず、火の気なしで過ごした初めての日となりました。
拙者ひとりのことを申せば、もっと早くに火鉢など仕舞ってもよいと思うておったのですが、なにぶん、寒さに滅法弱き犬種の飼い犬がおりましてな。ついつい、その身を案じ、ぬくぬくと火を入れて甘やかしておる始末。まこと、老いの情けと申すべきやも知れませぬ。

本日は終日、空も晴れわたり、良き日和にござった。
こうした穏やかな日常、ありがたいものでござる。


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