昼餉前、ちと物探しをしていた折、ふと、納戸の隅に積まれておったダンボール箱のひとつに目が留まりた。久しく手を触れておらなんだ箱なれば、これはなんであったかと、そっと開けてみた。
中には、年経た書き付けや、見覚えのある正方形の薄き板――「フロッピィ・ディスク」が、二十枚ばかりも出て参った。納戸より持ち帰り、フロッピーディスクの中身を改めようと試みたもののうまく読み取れぬ有様。
記憶の糸を辿ると、これは今はなき「ワープロ専用機」で用いていた品であったやもしれぬ。肝腎の本体はとうに持っておらぬが、何かのソフトを用いるなどすれば何とかなるかもしれない。などとしばし思案したが、「いずれ取るに足らぬ物に違いあるまい」と腹を決め、それらを廃棄することにした次第。
さて、今朝は風も涼やかにて過ごしやすうたが、刻を追うごとに日差しは強さを増し、昼には三十度を超える暑さとなった。
