近頃の天気予報は、今日明日の短い期間ではようと当てる。されど、この冬の雪は多いか少ないか、などという大雑把なくくりでは期待しておらぬ。それに天気は地域差が大きい。同じ市の中であっても、例えば、ある集落では雪が降っておったのに、車で十分も走ったら降っておらぬ、聞いたら今日は降っておらぬと答えが返ることはときどき経験したことじゃ。
風の向き、山の位置、少しの加減で降り方が違う。それを某市の積雪は何センチなどと一本にまとめるので、住んでおる者でも惑わされることがある。以前のことであるが、某町は県内でも豪雪の町として知られていた。積雪情報が出るたびに上位にくるからじゃ。されど、ある年からその町の名をみなくなった。測量地点が変わったからだという。
さて、去年の今日はドカ雪に見舞われておった。前の冬は12月の半ばから降り続いたのだ。今年は違う。今日は穏やかに晴れていた。積雪はゼロである。今後10日予報では、ときどき少しは降るものの大雪の気配はないらしい。されば、年内は降らずと考えて良いのではないかと皮算用しておる。冬であるからして、いずれ降るであろう。されど、1月に入ってから大雪になったとしても、12月にこうであればずいぶん違う、気持ちが違う。果たして、まことに年内穏やかであろうか。
2025年12月15日ーこのページー2025年12月17日
