今日はバスに乗って街まで出かけた。今年に入ってから、街へ出るのはこれが初めてのことである。
隠居の身とはいえ、用事が全くなかったわけではない。しかし、大雪によるバスの遅延や足元の悪さを懸念し、外出せずに済むよう工夫を重ねていたのだ。結果として、一ヶ月余りの間、自宅とその周辺だけで用を足し続けていたことになる。
振り返れば、かつてのコロナ禍の際も同様であった。あの時は今よりもずっと長い期間、知恵を絞り、最小限の外出で済ませるよう努めていたものだ。
「雪害」と「感染症」――。災厄の正体こそ違えど、その対策は「むやみに外へ出ない」という単純な一点に集約されるのだと、改めて深く感じ入った次第である。
