小さな字が読めなくなってきた 2026年9月29日の日記

日記

リタイアしてからの楽しみの一つに、昔買った本を書棚から引っ張り出して読む時間ができたということがある。幸いというべきか、一度読んだはずの本でも内容はすっかり忘れていることが多く、まるで新刊を読むかのような気持ちで楽しむことができる。そして、内容を記憶しているほど面白かった本は、何度読み返してもやはり面白いものだ。

ところが近年、このささやかな楽しみに困った問題が生じてきた。私の「目」の衰えである。年々、細かい活字を読むのが辛くなってきたのだ。

特に新書や文庫本の類は文字が小さい。その点、電子書籍であれば文字の大きさを自在に変更できるため、実にありがたい存在である。しかし残念なことに、私のKindleに入っている本はそれほど多くないし、ジャンルが偏っている。

これまで私にとってKindleとは、外出時に持ち歩くための「かさばらない本棚」という位置づけであった。10冊の紙の本をカバンに入れて持ち運ぶのは大変なことだが、電子書籍であれば端末一つで済む。そのため、電子書籍で購入するのは、移動中や出先での暇つぶしに読める気軽な小説やエッセイが中心であった。

一方で、時間をかけて読みたい本、時間をかけなければ読めない本は紙の本で購入するようにしていた。しかし、いま振り返ればこの選択は失敗だったと言わざるを得ない。まさか自分の目が、このようになるとは、当時の私は思いもしなかったのである。


今日は天気予報が晴れの一日だったはずだが、晴れたり曇ったり、一時的ではあったが小雨まで降るという落ち着かない天気だった。