私の朝はパン食である。五枚切りを一袋買い、毎朝その一枚を焼くのが日課だ。世間ではバターを塗る人が多いらしいが、私はあまりその習慣がない。パンの生地自体にすでにバターや油脂が含まれていると聞き、それで十分だと考えているからだ。
以前は、いちごやブルーベリー、いちじくなどのジャムを愛用していたが、最近になってやめた。単なる味覚の変化か、それとも加齢のせいか、どうにも甘すぎるものが苦手になったのだ。「甘さ控えめ」を謳う商品であっても、やはり甘すぎと感じる。
もう一つ、理由がある。雪国で暮らしていると、連日の雪かきは避けられない。雪かきの後に食べる菓子パンは格別の味で、これまでは毎年冬の楽しみでもあった。しかし、この冬、ふと「糖分を摂りすぎではないか」という懸念が頭をよぎったのだ。長年の習慣を今更変える必要もないのかもしれないが、一度気になり出すと、どうにも落ち着かない。菓子パンも減らすことにしたのだが、ついでにジャムもやめてみることにしたのだ。
結果として、何も塗らないトーストに落ち着いている。家人からは「味気なくないか」と言われたが、私は、「いや、小麦本来の味を楽しんでいるのだ」と返した。
実際のところは、少しの物足りなさを感じていないわけではない。だが、これも自分なりの健康管理なのだ。とは言うものの、別に誓いをたてたわけでもないので、また元に戻るかもしれない。
