今朝、今年初めて白鳥が飛んでいくのを見物した。この辺りでは例年十月半ばに飛来してくるものであった。その存在感ある姿、鳴き声も独特なればすぐ判る。いよいよ秋が深まりしと感じ入りた。
二十年ほど前のことだが、近くのため池にて羽を休めている白鳥に、食パンを少々与えておった。私だけでなく餌をやる者は何人もおりしが、鳥インフルエンザを案じてのことか、白鳥飛来地に「餌やりは控えてください」なる立札が立つようになり、違う場所だが、私も餌やりを止めた。
散歩の道筋ゆえ、餌やりを止めてもその辺りを歩いておったが、私が近づくと、餌をもらえると思うらしく、スーっと寄って来る。まことに賢いものだ。期待させて気の毒なれば、その辺りにはあまり近づかぬことにした。
そういえば、白鳥飛来地の中には、長年にわたって餌をやり続け、「白鳥おじさん」と称されし者がいたが、今はどうなっているであろうか。
朝晩は涼しきも日中は暖かなり、過ごしやすき天候が続きた。されど、八丈島などでは台風にて大被害が出た由、まことに気の毒なことである。
