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2024年11月16日の日記 ブラウン神父

先の月より、「ブラウン神父」という連続ドラマを観始めた。イギリスのBBCなるところがこしらえたる品にて、私はこれをアマゾンプライムビデオで拝見している。今は、すでに第八のシリーズの途中まで至りた。もしこれ、お上の役人――つまりは八丁堀同心な...
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2024年11月15日の日記 エックス

この頃、スマホの記録によれば、どうやら私は、毎日一時間ばかり「エックス」なる場を眺めているらしき。私は、著名なる人物を数十人、さほど名は知られずとも、各々の分野にて見識をもつ者たちをまた数十人、さらに、恐らくはこの地元の方々と思しき者どもを...
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2024年11月14日の日記 漱石の長襦袢

このたび、「漱石の長襦袢」なる書を拝読した。筆の主は半藤末利子殿、文春文庫より出されしものであった。さて、この御方は、文豪夏目漱石翁の孫娘にあたらるる方にて、漱石翁の長女・筆子女史の第四女とのこと。されば漱石翁の直系の血をひかれし御方なり。...
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2024年11月13日の日記 記憶力

近ごろ、同年輩の知己が「どうも記憶が怪しくなってきた」と、ぽつり呟かれた。私もまた、「いや、私も同じである」と応じた。なに、嘘ではありませぬ。実のところ、近年とみに気にかかることにございます。たとえば「これは後ほど調べてみるか」と思った刹那...
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2024年11月12日の日記 菅原道真

近ごろ「菅原道真――学者政治家の栄光と没落」(滝川幸司 著・中公新書)なる書を拝読した。これまで道真公といえば、学問の神にして、政争に敗れて太宰府に流された人物――おおよそそのような印象を持っていた。されどこの書を通して、道真公の実像をより...
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2024年11月11日の日記 日本の国宝、最初はこんな色だった

「日本の国宝、最初はこんな色だった」(小林泰三 著・光文社新書)なる書を読了した。まことに目を開かれる思いにて、感銘深くページを繰り進めた。わしが長らく抱いていた仏像の印象と言えば、いかにも時を経た、落ち着いた佇まい。色味も淡くくすんでおる...
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2024年11月10日の日記 古代日本の官僚

近ごろ「古代日本の官僚――天皇に仕えた怠惰な面々」(虎尾達哉 著・中公新書)なる書を拝読した。律令制度なるものの実態に迫る一冊にて、実に含蓄深きものであった。律令制度とは、天皇を頂点となし、貴族たちが法にもとづき政を司る体制にて、上は政策を...
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2024年11月9日の日記 温泉

私は、幸いなることに、湯の湧き出でる土地に住まうておる。此方では、温泉浴場の値も三百円ほどと安うござり、週に一度は湯に浸かるが、長年の習い性となっている次第であった。湯に浸かれば疲れも取れ、身心ともに軽うなる。疲れたときこそ、湯に限る――斯...
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2024年11月8日の日記 忘れられた日本人

私は、このたび『忘れられた日本人』なる書を読ませていただきた。宮本常一という御仁の筆によるものにて、ワイド版岩波文庫にて手に取った。元より私は、昔語りを致したい心持ちは常であるものの、若者らにはうるさく思われようかと気遣い、口を慎んでおる次...
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2024年11月7日の日記 迷惑メール

昨今、まことに厄介なことながら、「迷惑メール」がしきりに届く。とは申し条、常にというわけでもなく、波の如く、ある時はぴたりと止み、またある時は日々連なりて舞い込んで来る。書面のタイトルを一目見れば、大方それと見抜くことができ申すゆえ、即座に...