ドイツから帰国する手順(メモ)

旅行・外出

このページは、私が羽田空港からヘルシンキ空港乗り継ぎでドイツ・デュッセルドルフに行き、同じコースで日本に帰国したときの記録です。たまたまそうであった、ということも含まれるし、時間の経過で変化していることもあるかと思います。個人的な記録として作成したものなので、一つの例としてご覧ください。(2026年5月7日)

下のリンクは、日本出国からドイツ・デュッセルドルフ到着までの記事です。

ヨーロッパから帰国するときのポイントは「どこで出国審査を受けるのか」という点です。

デュッセルドルフ空港での手続き

ここでは「ドイツを出国する」のではなく、「シェンゲン域内の移動」として扱われます。

チェックイン

JALのアプリで予約されている場合でも、デュッセルドルフ空港からの出発(ヘルシンキ経由)については、JALのカウンターがないので、パートナー航空会社(主にフィンエアー)のカウンターや設備を利用することになります。

当日の流れを整理しました。

1. チェックインの場所

デュッセルドルフ空港には現在JAL独自のチェックインカウンターはなく、提携しているフィンエアー(Finnair)のカウンターで手続きを行います。出発の2時間〜2時間半前を目安にターミナルBへ向かってください。

デュッセルドルフ空港は機能的で分かりやすい作りですが、ターミナルBのフィンエアーのカウンター周辺は、時間帯によって少し混み合うことがあります。

  • 場所: ターミナルB
  • 目印: モニターで「HEL(ヘルシンキ)」行きの便名と、フィンエアーのロゴを探してください。

2. チェックインの方法(3つの選択肢)

以下のいずれかの方法を選べます。

  • 選択肢A:有人カウンターに行くアプリの予約画面とパスポートを提示すれば、スタッフがヘルシンキまでの分と、羽田までの分の2枚の搭乗券を発行してくれます。
    • 大きな荷物(預け荷物)がある場合は、そのままここで預けられます。
    • この場合、すでに搭乗券発券済みになるので、パスポートと、iPhoneに表示したモバイル搭乗券(または予約画面)を提示します。
  • 選択肢B:自動チェックイン機(キオスク)を使うカウンター付近にある機械にパスポートを読み込ませて、ご自身で搭乗券を発行します。その後、荷物がある場合は「Bag Drop」と書かれた専用カウンターへ進みます。
  • 選択肢C:オンラインチェックインを済ませておく出発の24〜36時間前からアプリ上でチェックインが可能です。iPhoneに「モバイル搭乗券(QRコード)」を発行しておけば、預け荷物がない場合はそのまま保安検査場へ直行できます。預け荷物がある場合は有人カウンターか自動手荷物預け機に立ち寄る必要があります。

次は保安検査です。

保安検査

羽田からの出国時と比較しながら、具体的な流れと注意点を整理しました。

1. デュッセルドルフ空港(DUS)での保安検査

ここでは、羽田の時と同じように本格的な保安検査(セキュリティチェック)があります。

  • 検査のタイミング: フィンエアーのカウンターで荷物を預けた後、ゲートへ向かう前に通ります。
  • 羽田との違い(注意点): * 靴を脱ぐ指示: ドイツの空港では、底の厚い靴やブーツ、金属のついた靴を履いていると、高確率で「靴を脱いでトレイに乗せるよう」指示されます。最初から脱いでトレイに乗せておくとスムーズです。
    • 検査の厳しさ: ドイツの検査官は非常に真面目で厳格です。カバンの中に電子機器(MacやChromebook、iPhone)が重なって入っていると、細かくチェックされるため、トレイに重ならないように並べましょう。

3. 液体物の持ち込みに関する注意点

羽田からの出国時と最も違うのが、「途中の空港で買ったお土産(液体物)」の扱いです。

  • デュッセルドルフの免税店でお酒や化粧品を買う場合:必ず店員さんに「ヘルシンキで乗り継いで日本へ帰る」と伝えてください。
    • 専用の袋(STEB)にレシートと一緒に封印してもらう必要があります。これがないと、万が一ヘルシンキで追加の検査があった場合、没収されるリスクがあります。
  • 街中のスーパー等で買った液体物:ビールやワイン、ジャム、マスタードなどは、必ずデュッセルドルフで「預け荷物(スーツケース)」の中に入れてください。手荷物として持ち込むと、最初の保安検査で没収されてしまいます。

出国審査

ここでは行いません。 ドイツとフィンランドは「シェンゲン協定」により、国内線と同じ扱いで移動できるためです。

ヘルシンキ空港での「出国審査」

ここが本番の出国手続き場所になります。

  • 乗り継ぎの流れ: 飛行機を降りたら「Transfer / Gates 32-55(シェンゲン域外方面)」の看板に従って進みます。
  • 保安検査:
    • デュッセルドルフでは保安検査がありますが、ヘルシンキでの乗り継ぎ時には(通常は)保安検査を受ける必要はありません。
  • 出国審査(パスポートコントロール):
    • フィンランドを出るタイミングで、日本へ帰るための出国審査を受けます。
    • ヘルシンキ空港には日本国籍専用の自動ゲートがあります。パスポートをスキャンし、カメラを見るだけで終わります(羽田の顔認証ゲートと同じ感覚です)。
  • 免税手続き(タックスリファンド):
    • ドイツで買い物をし、免税書類を持っている場合は、ヘルシンキの税関(Customs)でスタンプをもらう必要があります。出国審査の前後に税関カウンターがあるので、時間に余裕を持って向かってください。

乗り継ぎ時間の確保:ヘルシンキ空港はコンパクトですが、出国審査があるため、最低でも40分〜1時間は見ておきたいところです。JAL便への乗り継ぎであれば通常は十分な時間が確保されていますが、空港内での買い物などで、つい時間が過ぎることがあるのでご注意ください。

iPhoneの充電:帰りのロングフライトに備え、ヘルシンキ空港の各所にある充電スポットでiPhoneをしっかり充電しておきましょう。

日本到着(羽田)での流れ

羽田に到着した後は、以下の順に進みます。

  1. 入国審査: 顔認証ゲートを通ります(スタンプが必要な場合は係員へ)。
  2. 荷物の受け取り: デュッセルドルフで預けたスーツケースをピックアップします。
  3. 税関申告: iPhoneの「Visit Japan Web」で事前にQRコードを作成しておけば、電子申告ゲートをスムーズに通過できます。

Visit Japan Web

帰国時の税関申告をスマートに済ませるための「Visit Japan Web」について、手順を整理しました。

これまでは機内で配られる「黄色い紙(携帯品・別送品申告書)」を手書きしていましたが、これをiPhoneであらかじめ作成しておける仕組みです。

1. Visit Japan Webとは?

アプリをダウンロードするのではなく、Safariなどのブラウザで利用する専用サイトです。

  • メリット:
    • 機内でペンを探して揺れるテーブルの上で記入する手間が省けます。
    • 羽田到着後、専用の電子申告ゲートを「顔パス」で通過するだけで、列に並ばず外に出られます。
  • 準備のタイミング: ドイツでの滞在中や、ヘルシンキでの乗り継ぎ待ち時間など、ネットが繋がるときに済ませておくのがおすすめです。

2. 使い方のステップ(帰国前にすること)

  1. アカウント作成・ログイン:公式サイト(Visit Japan Web)にアクセスし、メールアドレスで登録します。
  2. 利用者の登録:ご自身のパスポート情報を登録します(カメラで読み取る機能があります)。
  3. スケジュールの登録:帰国便の情報(JAL48便、到着日など)を入力します。
  4. 税関申告の入力:画面の質問(免税範囲を超えていないか、禁止品を持っていないかなど)に「はい・いいえ」で答えていきます。
  5. QRコードの発行:すべて終わると、黄色の線が入ったQRコードが表示されます。これをスクリーンショット(写真)として保存しておいてください。

3. 羽田空港に到着してからの動き(ここが重要です!)

荷物を受け取るターンテーブルの近くに、「電子申告端末」という機械が並んでいます。

  1. 機械で手続き:
    • 機械の読み取り部に「iPhoneのQRコード」と「パスポート」をかざします。
    • 顔写真が撮影され、数秒で完了です。
  2. 荷物を受け取る:
    • 自分のスーツケースをピックアップします。
  3. 電子ゲートを通過:
    • 出口にある「電子申告ゲート」へ進みます。
    • 立ち止まる必要はなく、歩きながらカメラが顔を認識し、自動でゲートが開きます。これで終了です!

大事なところ

  • スクリーンショットを忘れずに: 羽田の地下などは電波が不安定なことがあります。必ずQRコードを写真(ライブラリ)に保存しておき、オフラインでもすぐ出せるようにしておいてください。
  • 紙の申告書も一応あります: 万が一、iPhoneの充電が切れたり、システムがメンテナンス中だったりしても、昔ながらの「黄色い紙」をその場で書いて通ることも可能ですので、安心してください。
  • 免税範囲の確認: ドイツで素敵なワインや工芸品を購入された場合、免税範囲内であれば「いいえ」と答えていくだけなので非常に簡単です。

これで、飛行機を降りてから空港の外へ出るまで、立ち止まることなく流れるように帰宅の途につけます。長旅の疲れがある帰国時に、この「待たなくていい」仕組みは本当にありがたく感じますよ。