変わり映えしない日々の日記 2025年8月 日記 2025.07.302025.08.31 雪深い地方に住む高齢男性「かつ」の変わり映えしない日々の日記、2025年8月分でござる。8月も7月ほどではないものの、暑い日が続き申した。加えて、拙者夏風邪をひいてしまい、お盆のころまで本調子に戻らなんだ。 2025年8月31日の日記 そろばん街をぶらりと歩いていたところ、そろばん塾の看板を目にいたした。拙者も、幼きころに一度通いし覚えがあり申す。されど、才覚足りず、嫌気が差して僅かの期間でやめてしまったのでござる。ところが後年、勤めに出でしとき、そのことを痛く後悔いたし候。その... 2025年8月30日の日記 ChatGPTに未来を尋ねるちと戯れに、「ChatGPT」に尋ね申した。「さても今は自動車を操る運転手が足らぬと聞き及ぶが、自動運転車が走る世となれば、かえって運転手が余ってしまうのではなかろうか」と。さればChatGPTの申しよう、「いつそうなるかを断じるは難しけれ... 2025年8月29日の日記 ゴミ箱本日、ある店にて、ちと不要の紙屑を捨てようと屑籠を探したのじゃが、見渡せど見当たらぬ。さてはこの店には置いておらぬかと思いつつ、ちょうど傍らに店の者が居合わせたゆえ、試みに「屑籠はござらぬか」と問いかけてみた。拙者としては、有るか無いか、い... 2025年8月28日の日記 信号機昔の話を一つ仕る。拙者が中学生の折の修学旅行の思い出にて候。なにぶん昔のことゆえ、細かき事は忘れてしまったが、一つだけ、鮮やかに覚えておる事がある。――それは「信号機」のことでござる。修学旅行にて都会へ出れば、そこには必ずや信号機なるものが... 2025年8月27日の日記 食の好み昨日の夕刻、テレビを観ておると、「今夏は暑さ格別ゆえ、冷やし中華が人気」との報せが流れて参った。それで思うたのだが、拙者、今年はいまだその冷やし中華を口にしておらなんだ。かつては麺類なら何でも好んで食しておったものの、近年は味の濃き物が苦手... 2025年8月26日の日記 スマホ時間聞けば、ある市にては「一日にスマホを二時間以上使うべからず」との条例を定めんとする動きがある由。報道の裏には何か事情もあるやもしれぬが、それにしても、なぜ役所がそこまで口を出すのか、どうにも腑に落ちぬことでござる。思えば世には、いささか奇な... 2025年8月25日の日記 忘れ物本日、電車に乗って隣町まで出向き申した。途中の駅にて、近くの座席に腰を掛けておったご婦人が降りて行ったが、見れば、その座席にサングラスが残されておった。「あのご婦人の忘れ物に相違あるまい」と当たりをつけ、われながら意外なほど軽やかなる身のこ... 2025年8月24日の日記 防災無線先日、市の防災無線が、何やらが言うておった。されど、一向に言葉の意味が聞き取れぬ。年寄りゆえ聞こえぬのかと思うて、近所の若き者に尋ねても「さっぱり分からぬ」と申すゆえ、どうやら拙者の耳のせいではなさそうじゃ。最初の「ピンポンパン」の音ははっ... 2025年8月23日の日記 保険証昨日は、役所へ参り、マイナンバーカードの受け取りを待つ間、ふと、歯医者へ参った折の事を思い出したのでござる。拙者と同じような年回りの者が、受付の窓口にて何やら揉めておった。どうやら、保険証の期限が切れておった様子。資格者証が届いているはずと... 2025年8月22日 マイナカード役所より、「マイナンバーカードを受け取りに参れ」との通知届き候。先般申し込みしものである。これについては十年前に新規、さらに五年前には電子署名の更新を経ており、すでに二度の経験あり。ゆえに大して戸惑ふこともなかろうと思ひて出かけ申した。実際... 2025年8月21日の日記 ATM本日、用向きあってATMに立ち寄ったところ、いつになく人の列ができておった。見れば、先頭に立つ御仁がなにやら難渋しておる。手にスマホを持ち、しきりに覗き込んでおるゆえ、もしや近頃多い詐欺にかかり、送金を迫られておるのかと一瞬疑うたが、若者の... 2025年8月20日の日記 熊ここ数年、熊の出没の報せ、殊のほか多くなり申した。拙者は幼き頃、熊の棲む山裾に暮らしており、山に入れば熊の居るは承知のことなりき。されど不思議と恐ろしさを覚えたことはなく、親よりも「熊がおるゆえ行くな」と戒められたこともあり申さず。昔は、近... 2025年8月19日の日記 森林鉄道小学校の低学年のころ、我が家の裏手はそのまま山に続きており、浜へ下らぬかぎりは、自然と山に遊びに行くものとなっており申した。ある日、一人で山を分け入り、これまで行き着いたこともなきほど奥深くへ進みしことがあった。しばらくすると、何やら機械の... 2025年8月18日の日記 やきまる昨日の夕飯は、卓上コンロを用ひ、テーブルで焼肉を食し申した。かつては、かかることをいたせば、煙が座敷に充ちて難儀であった。されど「いわたに」という商人が拵えた「やきまる」という器具を使ひ始めてより、煙もあまり立たず、家の内にて焼肉するも差し... 2025年8月17日の日記 利休にたずねよさて、今日は何を書きつけるかと思案いたしたが、拙者の日々はまこと変わり映えもせず、同じ刻限に同じことを繰り返すばかり。ゆえに、また先般読んだ書物のことを記しておこう。『利休にたずねよ』――山本兼一殿の筆にて、PHP文芸文庫より出でたるものな... 2025年8月16日の日記 刀伊の入寇先日、『刀伊入寇 藤原隆家の闘い』という書を読み申した。葉室麟殿の筆にて、角川文庫より出でたるものなり。かつて、元寇よりも昔、日本が外敵に襲われし事あり。その敵は刀伊(とい)、唐土北辺の女真族と伝えらる。この刀伊、対馬・壱岐の住民を拉致し、... 2025年8月15日 盆踊り拙者が暮らす地区にては、盆踊りがもう幾年も絶えて久しきことに候。思えば、あの疫病騒ぎの以前より無くなっておるので、十年近くにもなろうか。風聞にては、「毎夜遅くまで騒がしい」と近所より苦情あり、取りやめとなった由にて候えども、真偽のほどは定か... 2025年8月14日の日記 薬の外箱少し前、少々風邪をひき、町医者のもとへ参ったのであった。下された薬にて、おおかたは癒え申したが、薬が尽きた後も、なお咳ばかり少々残り申す。かようなる折は、りゅうかくさんでござる。人の事は知らぬが、拙者にはよく効くゆえ、久方ぶりに買い求め申し... 2025年8月13日の日記 ヘッド・オブ・ステイトきょうは、アマプラで異国の映画「ヘッド・オブ・ステイト」を観申した。アメリカ大統領とイギリス首相、これがどうにも馬が合わぬ仲ゆえ、顔を合わせれば火花が散る始末。されど、賊徒の不意討ちを受け、二人して命からがら落ちのびるうち、不思議なことに心... 2025年8月12日の日記 あかんべえふと昔読んだ書物を思い出し候。著者は宮部みゆき殿、新潮文庫にて発行された『あかんべえ』と申す書物、かの頃は一気呵成に読み切った覚えあり。拙者、宮部殿の筆は幾つか味わい申したが、いずれも人を惹きつける妙ありて、つい時を忘れ候。この書物の筋立て... 2025年8月11日の日記 夏祭り当地は、八月初めより夏祭りの候に入る。中には誠に盛大なものもあり、遠くより見物に来る者、多し。拙宅より歩みて行ける祭りもあれば、電車にてせいぜい一時間の範囲で、全国ニュースで紹介される大なる祭を幾つも見ることが叶う。ある意味、まこと恵まれた... 2025年8月10日の日記 お盆休み世間にては、盆休みなる長き休暇を楽しむ者、多しと聞く。拙者はすでに勤めを離れ、日々これ日曜のごとき身なれば、連休などというもの、もはや感覚に残らず。思えば若き頃、まだ奉公を始めし折は、お盆とて長き休みなど叶わず。当地にては八月十三日がお盆に... 2025年8月9日の日記 雷鳴ここ数日、空模様が不安定にて、雷の響き多く候。拙者は、遠くに鳴る雷鳴ならばさして気に留めぬが、我が家の犬ときたら、耳が利きすぎるのか、こちらには届かぬほどの微かな音でも察知して、すぐさま己が巣穴――ケージの奥深くへと逃げ込む。「怖いのならば... 2025年8月8日の日記 海鳴り昨夜のこと――予報にては何の前触れもなかったにもかかわらず、突如として雷鳴が轟き、眠りの中より目覚め申した。普段ならば、多少の物音ごときでは目覚めぬ拙者なれど、雷となれば話は別。身を起こすこともなく、ただ布団の中にて、過ぎ去るのをじっと待つ... 2025年8月7日の日記 米騒動「令和の米騒動」なる言葉を耳にし、ふと思い出したのが、かつて手に入れた一冊――『鼠―鈴木商店焼打ち事件』なる書にて、著者は城山三郎殿。文春文庫にて世に出たものでござる。騒動の舞台は大正七年――今から百年と少し前のこと。世は第一次大戦の影響も... 2025年8月6日の日記 真夏のオリオン終戦の日が近づいておることを、特に意識したわけではござらぬが、ふと、Amazonプライムビデオで「真夏のオリオン」という映画を見申した。先の大戦、帝国海軍の潜水艦が、米国の駆逐艦と死闘を繰り広げる物語にて、戦場における知略と覚悟、そして人と... 2025年8月5日の日記 坊ちゃん夏目漱石の『坊っちゃん』と申す書、若き折に読みしときは、最後、主人公が上司を殴りつけ、四国松山をあとにして江戸へ舞い戻り、街鉄の技手とやらになったくだりに、少々がっかりした記憶がござった。なにしろ、教師という身分を捨て、市電の運転手になり、... 2025年8月4日の日記 少し体重が増えておったなんとなく腹回りが重うなったように感じ、久方ぶりに体重計に乗ってみたところ、案の定、増えておった。拙者が理想と定めておる重さより、三キロほど多い値じゃ。「それくらい増えたところで、何がどうなるものでもあるまい」と、家内は申すが、さにあらず。... 2025年8月3日の日記 瓦斯漏れの点検が参った先日、瓦斯(がす)漏れの点検が参った。いきなり来られては、このご時世ゆえ、詐欺か何かと疑い、屋敷に上げるわけにもいかぬが、数日前に、元より付き合いのあるガス会社より連絡がきておったゆえ、怪しむことはなかった。当日、約束の刻限に、門前に乗り付... 2025年8月2日の日記 夏風邪ここ数日、どうにも体の具合がよろしくなく、喉がいがらっぽく、なにより倦怠感がひどくてな。こりゃ風邪でも引いたかと見当をつけ、いつもより早く床に入り、体を休めておったのじゃが、なかなか良くならぬ。斯様な有り様故、昨日、町医者のもとへ出向いて参... 2025年8月1日 味噌玉幼き折のことにござる。わが家には囲炉裏の間があり、そこに大きなる神棚が据えられておった。その神棚の下には、いくつもの味噌玉が縄にかけられてぶら下がっており、これは祖母が丹精こめて仕込んだものでござった。その味噌と申すが、拙者、まことに好みの... 変わり映えしない日々の日記かつて一度、ブログで日記を書いたことがあります。しかし、しばらくは書きましたがいつしか書かなくなってそのうちそのブログも止めてしまいました。今回も、またぞろ同じ道を辿るかもしれませんが、もう一度始めることにしました。総目次のページ>このペー...